『契約彼女』
それに、そこまでしてしまう程、

響子は何を伝えたいんだろう?

俺が逃げてたからか?

なんにせよ、話さないといけないな。


手が冷たい。

冬が来てしまう。

もうすぐ4年目に入るってのに。


電話が震える。

「コンビニで唐揚げ買って来てー。」

電話の向こうでハナが言った。

少し遠いけど、まぁいいか。



< 327 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop