『契約彼女』
ほら、と差し出された画面には

見覚えあるメールとあたしのアドレス。


「アイツなら部屋も知ってるし、

響子とは昔からの知り合いだしね。

多分、俺らの話も聞いてるだろ。」

困った顔のトウヤ。


そうだよね、

まさかハルキちゃんがなんて思わない…。

「でも、どうして?」

ピーンポーン。

声に被さるようにチャイムが鳴った。


< 329 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop