『契約彼女』
「あ、響子?」

ケイスケの口から出た

予想外の名前にあたしは

持っていたペットボトルを滑らせた。


「うわっ、危ねぇ!!」

ケイスケの分のグラスを取って

戻って来たトウヤが慌てて逃げる。

あたしはそのまま固まったまま。


ねぇ、どうして今、

響子さんなの?

どうして?


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