『契約彼女』
「笑ってる場合じゃないでしょう?」

「はぁい。

ご飯出来てるけど、すぐ食べる?」

気分だけは新婚さん。


「あぁ、うん。」

溜息交じりの返事が返ってくる。

所定の場所に荷物を置いて

ケイスケが振り返った。


「ハナ、今週の土曜日空けといて。」

あたしは笑って頷いた。


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