『契約彼女』
「ねぇ、」

今日は何処に行くの?

そう聞こうとして口をつぐんだ。


楽しみは知らない方が

より楽しいに決まってる。


「ん?」

「なんでも。」

そう言ってケイスケの胸に顔を埋めた。

髪の毛からいつものミルクのような

匂いがしてほっとする。


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