『契約彼女』
「はいはーい?」

「開けてー。」

子どもみたいな口調でミズキが言う。


「どうしたの?」

そうドアを開けると

「ほら、やっぱりな?」

にやにやとそう言いながら

トウヤとミズキが入ってくる。


「そんなことだろうと思って

荷物の手伝いに来てやった。」

ガムテープを両手に持って

トウヤが笑う。


< 377 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop