『契約彼女』
そう、化けているのは…

あたしの顔じゃない。

この部屋だ。


「きちんと片付けてるよぅ。

散らかるのは

出した場所に戻さないからで、

別に収納の中までは汚くないもん。」

あたしは慌てて収納のドアを押さえる。


「なんで分かってるのに

片付かないのかなぁ。」

呆れたようにミズキが呟く。



< 5 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop