Ekizacamu
休み時間の時
俺のケータイは鳴り響いた。
知らない番号...
通話ボタンを押す
「はい」
「あっ、佐々木さんですか?宮部病院の者ですが、お母様の体調が善くないんです。病院まで来れますか?」
母親の体調が善くない...?
不安が頭をよぎる
「わかりました!すぐ向かいます」
俺は店長に仕方なく理由を話して、抜けれるよう許可をとった。
「レイ君!?どうしたの?」
亜由がびっくりした顔で聞いてくる
いちいち説明している暇じゃない
「ちょっといろいろあったんだよ。じゃあな」
急いでいたのもあり、亜由を冷たくあしらってしまった。
「じゃあね、気をつけてね」
亜由は淋しそうな顔を見せた