Ekizacamu



「お兄ちゃん~!この卵焼きカリカリ言うよ~」


「えっ!?あ...卵のカラが混じっちゃったみたいだ」


そう言うと愛はケラケラ笑いながら、俺の作った卵焼きを食べた。


「ごちそうさまでした!歯ぁ磨いて寝るね!」

「うん。あ!明日一緒に病院行こうな。母さん待ってるぞ」

「行く!やったぁ~!愛、お母さんいないとヤダもん!」



ズキッ...!

(アイ、オカアサンイナイトヤダモン)

言葉が胸に刺さった。


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