天然なあたしは悪MANに恋をする
夜、あたしは自分の部屋の窓の鍵を開けたり閉めたり、何度もしていた

レンと一緒に過ごしたい気持ちがありながら、緊張と恥ずかしさでどうしていいかわからなくなり…鍵を閉めてしまう

でもやっぱり会いたくで鍵を開けて…

こういうときってどうしたらいいのかな?

レンが好きな気持ちはわからないのに、両想いになった途端に、なんかどうしていいかわからなくて

レンがあたしを好きだなんて、全然考えもしなかった

いつか好きになってくれたら、嬉しいなあっていう想いはあったけど、好きだとは思わなかったから

突然知ったレンの気持ちに、あたしは戸惑いと不安が溢れだす

好きっていう気持ちでけで突っ走ってきただけに、なんか…レンが急に男らしく見えちゃって

ガラっと窓が空くと、すっきりした顔のレンが入ってきた

風呂にはもう入り終わっているみたいで、かすかに石鹸の香りが漂い、そして髪が濡れていた

「ミズ、寝ないの?」

「え? あ…もうちょっと勉強を…」

「ふうん」

レンがベッドに座ると、机に座っているあたしの顔を見た

「な…何?」

レンに見られている

それだけであたしの身体がぽっぽと熱を帯びて行くのがわかった

「ん…勉強が終わるのを待ってる」

「ば…バイトはどうだった?」

「別に…あっ!」

何かを思い出したのか、はっとした目をしてからむすっとした顔になった

「どうしたの?」

「いや」

「気になるよ」

「じゃあ、こっちに来て」

レンが両手を広げた
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