[短編] 冬から春へ…
「えっ美樹ちゃん!!?」

「久しぶりーー会いたかったよぉーーーー!」

悠真君は8歳年上の雄太のお兄さん

「最後に会ったのは俺の結婚式以来だっけ??」

「ってことは7年は会っていなかったんだな」

「しっかし!いつの間にあいつのカノジョになったのー!?」

「ちがうよレポートに付き合ってもらってるだけだよ…」

「…えっ…」

「…マジでそれだけ?」

「俺はてっきりもう付き合ってるかと…」

「ないない!!」

「それ以前に告白してもすぐはぐらかされちゃうし」

「ふーんなるほど」

「えっ??」

「このレポートってさぁ 留年逃れるためにやるためにやるやつだよね??」

「ま…まぁ…」

「あいつこれ必死になって手伝ってるでしょ??

「うん!まさに!」

「きっとそれだけ美樹ちゃんと進級したい気持ちが大きいんだよ」

「そ…そうかなー?」

「そうだよ好きじゃないならわざわざ留年をとめる必要もないしね」

「そ…そうかな?」

「すきだからほっとけないんだよぉ」

がちゃっ
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