約束
私は二つ返事で頷く。
私達はこの前、百合たちと一緒に行く予定だったお店に行くことにした。晴実が買い物帰りに見かけておいしそうだと言っていたので、入った事はまだない。
お店の中に入ると、鐘の音が響く。夕方時ということもあってか、思いのほか人が多い。私達は窓辺に座ると、デザートメニューを確認する。私が選んだのはフルーツが山盛りのフルーツパフェで、チョコレートがかかっているものだった。一馬さんは飲み物を注文する。
「由佳ちゃん、飲み物は?」
「コーヒーがいいです」
彼が注文を伝えると、お店の人は会釈を浮かべ中に入っていく。
「昨日、木原君と映画に行って、これを買ってもらいました」
私は鞄からマスコットの入ったビニール袋を取り出して、一馬さんに見せる。
彼は不思議そうに首を傾げる。
「中身を出せばいいのに」
「だって、折角木原君から買ってもらったのにだしたら汚れちゃうかもしれない。明日からは家に大事にしまっておくつもりです。今日は友達に見せるために持ってきたんです」
私達はこの前、百合たちと一緒に行く予定だったお店に行くことにした。晴実が買い物帰りに見かけておいしそうだと言っていたので、入った事はまだない。
お店の中に入ると、鐘の音が響く。夕方時ということもあってか、思いのほか人が多い。私達は窓辺に座ると、デザートメニューを確認する。私が選んだのはフルーツが山盛りのフルーツパフェで、チョコレートがかかっているものだった。一馬さんは飲み物を注文する。
「由佳ちゃん、飲み物は?」
「コーヒーがいいです」
彼が注文を伝えると、お店の人は会釈を浮かべ中に入っていく。
「昨日、木原君と映画に行って、これを買ってもらいました」
私は鞄からマスコットの入ったビニール袋を取り出して、一馬さんに見せる。
彼は不思議そうに首を傾げる。
「中身を出せばいいのに」
「だって、折角木原君から買ってもらったのにだしたら汚れちゃうかもしれない。明日からは家に大事にしまっておくつもりです。今日は友達に見せるために持ってきたんです」