約束
そのために生活費を仕送りしてもらうのは親にも悪い気がした。


心のどこかで距離の問題だけではないのだということを薄々感じていたのだ。


私には話をしてくれない彼に対する不信感が芽生えていたのだ。



 彼を見ると、笑顔で応援しているといい、友達や家族の前では気にしていないそぶりをしていた。


そんな行動に自分の本心がどこにあるのか分からなくなってきてしまっていた。



 それを感じるほど、木原君との距離を感じてしまい、彼と上手く話せなくなっていた。
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