約束
「今年のバレンタインに木原君にあげようとしたチョコを発見した」
「バレンタイン?」
彼は驚いたように私を見る。
「食べるよ」
とんでもないことを言い出そうとした彼の言葉を否定する。生チョコなので賞味期限はとっくに過ぎているし、お腹でも壊したら大変だ。
「ダメ。来年あげるから、来年もらって」
「分かった」
木原君は名残惜しそうな顔をする。
私はそれを机の上におくと、その下のセーターの中身を確認する。それは無事だったようだ。
「バレンタイン?」
彼は驚いたように私を見る。
「食べるよ」
とんでもないことを言い出そうとした彼の言葉を否定する。生チョコなので賞味期限はとっくに過ぎているし、お腹でも壊したら大変だ。
「ダメ。来年あげるから、来年もらって」
「分かった」
木原君は名残惜しそうな顔をする。
私はそれを机の上におくと、その下のセーターの中身を確認する。それは無事だったようだ。