約束
私と晴実ばかりが映っていて、少し離れたところに百合が立っている。百合は写真が嫌いなので、そんな構図になってしまった。写真を撮ってくれたのはほとんど一馬さんで、木原君と野木君はあまり積極的でなく、私達と少し離れたところにいて、話をしていた。
「これね。うつりがいいものをいくつか記録したよ」
百合は私と野木君にデータの入ったディスクを渡す。
私達はそれを受け取る。
しばらく経って運ばれてきたシュークリームに顔を綻ばせる。
笑っている友達がいて、楽しいと思える時間。
私は首もとで輝くネックレスに手を伸ばす。
木原君とこうした日々を送ることはあまりできない。
思い出を作る機会は少なくなるし、彼が傍にいないことを寂しいと思う。
「これね。うつりがいいものをいくつか記録したよ」
百合は私と野木君にデータの入ったディスクを渡す。
私達はそれを受け取る。
しばらく経って運ばれてきたシュークリームに顔を綻ばせる。
笑っている友達がいて、楽しいと思える時間。
私は首もとで輝くネックレスに手を伸ばす。
木原君とこうした日々を送ることはあまりできない。
思い出を作る機会は少なくなるし、彼が傍にいないことを寂しいと思う。