ハゲ天使【被害妄想彼氏 番外編】
「こっちこそ、ありがとね!!」
真知子も、笑った。
「椿!」
私を呼んだのは、大和だった。
「どうしたの…大和。」
「いや…なんか、
椿の様子がおかしかったから心配になって」
「大和…」
「修司兄ちゃんが結婚して、
寂しいなら…椿が結婚するまで、俺が椿の傍にいるから!」
「え…っ」
嬉しかった。大和がそこまで私を心配してくれてたなんて…。
「ありがと。もう大丈夫だから」
そう言って笑った。
「家族っていいもんだね!」
「え…うん?」
そう言ってスキップした。
私の朝とのギャップの激しさに、大和は困惑してたみたい。