完璧社長とKISS! ~Police Love Story【番外編】~
「そうなんだ~! 君、高木市長さんのお孫さんなんだ~」
ハンドルを握りながら佐戸田さんは私に言った。
「祖父をご存知なんですか?」
「あぁ、今の課に移動になる前、よく警備させてもらって、プライベートでも世話になったんだよ 懐かしいなぁ」
「そうだったんですね~」
それから、
今日、何故急いでいたか、教えてくれた。
妹さんの、彼氏?らしきヒトが事件に巻き込まれてケガされて、病院に運ばれたとか…
そうこうするうち、
私の家に近づいてきた。
えーっ、もうサヨナラしなきゃダメなの?
どうする?理子?
プライド?
そんなモノ、
構っちゃダメ!