完璧社長とKISS! ~Police Love Story【番外編】~
「え? なんで?って・・・・コレ・・・・」
捻挫をしている私の足を指差した。
「えーーーっ! 相手、佐戸田さんだったの?!」
驚いたお姉ちゃんは、さらに私の肩を叩く。
「お姉ちゃん、佐戸田さん、知ってるの?」
「知ってるも何も、毬子のお兄さんだもの!」
「えーっ、毬子さんのお兄さんだったの?」
お姉ちゃんが、よく私に話していた、あの毬子さんの・・・・
姓を知らなかったからわからなかった…
私も一度、毬子さんに会ったことがあった。
くるくると表情が変わって、
年下の私が言うのもなんだけど、
キレイというより、可愛くて、
男だったら、守りたくなるタイプのヒトだった。