完璧社長とKISS! ~Police Love Story【番外編】~
「はい、もしもし・・・」
『やぁ、高木さんだよね?』
「は、はい」
店内のざわめきで、少し聞こえにくかったので、一旦、お店の外に出た。
絵理の口が“がんばれ”と言ってる。
『約束、遅くなってゴメン。やっと落ち着いたから』
「はい」
『急だけど、あさって、時間とれる?』
「はい、大丈夫です」
あさって・・・・、ちょうど、取ってる授業もないから良かった。
『良かった、じゃ、君の家まで迎えに行くよ』
「えぇ?! そ、そんなご迷惑じゃないですか?」
『大丈夫、大丈夫 じゃぁ、あさって、9:30頃、行くから、よろしく』
「はい、よろしくお願いします」
ピッ
電話を切って、席に戻り、早速、絵理に報告した。
「リコ、頑張れ~! このワンピ、早速出番だね!」
ショップの袋を指差し、ニヤリと絵理は笑った。
《な、なんか、キンチョーしてきたっ!》