完璧社長とKISS！ ～Police Love Story【番外編】～

私は、お姉ちゃんに今日一日のことを全て話した。



「で、リコは、どうだったの？楽しかった？」



「もちろん！」



「キスされて、イヤだった？」



「ううん、イヤじゃなかった。もっと・・・キスしてたかった・・・」



《はっ！　私、こんなエロかった？！》



「ふふふっ、リコがそう思ったなら、その気持ち大事にした方がいいわよ」



「でも、お姉ちゃん、なんで、晃一さん、初めてデートした私にキス・・・したんだと思う？」



「え？・・・それは・・・キス、したかったから、だと思うわよ」




「・・・・男のヒトって、やっぱり、気持ちとか、関係ないのかな・・・」



私の胸の内は、嬉しい気持ちと、ちょぴり複雑な気持ちが入り混じっていた。



「確かに、男のヒトは、体と心は別な時があるけど・・・・晃一さんの場合は、そんな無責任な気持ちで、リコにキスしたワケじゃないと思うな・・・」



「・・・・・」



「リコ、そんな心配しなくても大丈夫よ、良い方向へ行くって信じよ」



俯く私の髪をゆっくり撫でてくれた。



真剣に私の胸の内の不安を察して、一緒に考えてくれたお姉ちゃん。



やっぱり言って良かった。