完璧社長とKISS! ~Police Love Story【番外編】~
「え?!」
パパとママが顔を見合わせる。
「なんだか、私がそのお話受けたいなー、なんて・・・」
お姉ちゃんは、私のために、助け舟を出してくれた。
が・・・
「そうね、本来ならば、長女のあなたを優先したいのは山々だけど、・・・
奈々子、ゴメンなさいね、先方は、理子を、と仰ってるから・・・・」
「・・・そう・・・」
深く溜め息をつきながら、残念そうに俯いた。
「理子、会うだけでもいいんだ。ママの顔を立ててやってくれないか?」
パパがママを見てから、私に縋るように言う。