秘密と生きる君
「どこ行くんだ?」
二人で玄関を出た。
「別にー。行きたい場所とかないんだよなぁ」
とりあえず、学校から出るために敷地を歩く。
「俺、腹減った」
「じゃあ、マックに行く?」
「あ、いいかも。けど、俺は道分かんないから教えてくれな?」
「了解〜!」
しばらく歩いてマクドナルドに到着した。
学校からそんな遠くなかった。
店内に入ると、学校帰りの学生が大半を占めていた。
とりあえず、空いている席に座った。
「何食べる〜?」
アキが鞄から財布を出しながら聞いてきた。
「俺はチーズバーガー」
「じゃあ、頼んでくるね!」
「いいのか?」
「うん!あ、けどお金は後で払ってね!」
「わかった。ありがとうな」
アキは注目をしにレジへ向かった。
俺は携帯をいじりながら待つことにした。