秘密と生きる君
しばらくすると、アキが戻ってきた。
「はい、チーズバーガー!」
「ありがとう。これお金な」
アキからチーズバーガーを受け取り、お金を渡した。
「アキはポテトを食べるのか?」
トレイの上に乗ったポテトを見て俺は尋ねた。
「うん!ポテト美味しいから大好きなんだぁ〜!」
持って来たポテトを摘みながらアキは言う。
ポテトだけだなんて少な過ぎると思ったが、あえて何も言わなかった。
「あ、そういえば俺たちアドとか交換してなかったよね?」
「そういえばそうだな」
「赤外線しようよ!」
そう言うとアキは制服のポケットから携帯を取り出した。
そして、二人で赤外線機能を使ってメールアドレスと携帯番号を交換した。
「明日、悠馬と愁ともアド交換したら?」
「そうだな。また昼に会えるのか?」
「会えるよ〜!」
「じゃあ、明日だな」