子供な恋
そんなことを考えているとなんだか眠くなってきた。


…………


………………


……………………


「………なさい…」


ーん?


「起きなさい!」


「はれ?皐月~?」


「皐月~?じゃないわよ!もう4限終わって昼だよ!!先生めっちゃ睨んでたし」


「あれ~?」


メイの記憶では1限の授業を受けてた筈なんだけど……


「……メイ、アンタ大物だょ…」


皐月が言葉を発したすぐあと、入り口のほうが騒がしくなった。


騒がしいほうをみるとやっぱりと言うかなんと言うか……


優と遠矢くんだった。


優は教室に入ってくるとまっすぐにメイの所に来た。


「メイ、ちゃんと授業受けれたか?」


メイが答える前に皐月に言われてしまった……


「1限から4限まで爆睡でーす♪」


皐月の言葉を聞いて、皐月に向けていた視線を再びメイに戻され


「……メイ」


地をはうような低い声で呼ばれた。


「うぅ~」


「メイ!今日から夜更かし禁止だからな!!」


優が禁止だと言ったら絶対にさせてもらえない……


怒ってる時の優は怖いよぅ。




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