カリダーデ
もぅ、こんな時間。



そんなこと考えてる暇はないんだった・・・



バナナを一本食べて、制服に腕を通す。


この制服も、着るのは後一年かぁ・・・。



高等部からは私服だもんね。


時間は早いなぁ、


お母さんが死んだのも、夜の仕事を始めたのも、2年ぐらい前の話しなのに、ついこの前の事みたい。



身支度をして家を出ると、通学路は満開の桜が並んでいた。
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