カリダーデ
玄関の近くの日差しが差し込んでくる中庭で、私達は一枚の絵の中に写しだされた。



そのお兄さんはカメラからでてきた2枚の写真のうち一枚を私に渡してくれた。



「美夏、そろそろ帰るわよ。」

遠くからお母さんの声が聞こえる。



「バイバイお兄さん。」


私はお兄さんに手をふる。


「ねぇ、最後にお兄さんの名前教えて。」



「俺の名前は元和って言うんだよ。」


これが私達の出会い・・・・・
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