Dice
Age 16 : Vo.10 - 異常 -
返信が来た後、私は帰宅途中、降りる駅を乗り過ごし駅の階段から落ちそうになった。
家に着いても返すメールの内容が思いつかず、呆然としていた。
本の上に置かれた携帯を見つめながら。
思い出したようにあずさにお詫びのメールを入れる。
友人には簡単にメールの内容が打てる。
どんな人かも性格かも、名前すら本物なのか分からない人。
私だって偽名なのに。
そう思っていると、携帯が鳴った。あずさからだろうと思い、見てみる。
カツジ。
焦って、携帯を落とした。
「いきなり変なこと言ってごめん。」
思考することが出来なくなっていた頭が回転し始めた。
「変なことじゃない。ちょっとびっくりしただけ。でも私もどこかそう思ってる。」
あまりに正直な内容だなと、思ったが送信した。
すぐに返信が来た。
「すっげえ、なんかドキドキする。今すぐでも会いたいくらい。」
嘘かも知れない、わかっているのに胸が激しくときめいた。
私は、賭けに出た。
「私も会いたい。」
家に着いても返すメールの内容が思いつかず、呆然としていた。
本の上に置かれた携帯を見つめながら。
思い出したようにあずさにお詫びのメールを入れる。
友人には簡単にメールの内容が打てる。
どんな人かも性格かも、名前すら本物なのか分からない人。
私だって偽名なのに。
そう思っていると、携帯が鳴った。あずさからだろうと思い、見てみる。
カツジ。
焦って、携帯を落とした。
「いきなり変なこと言ってごめん。」
思考することが出来なくなっていた頭が回転し始めた。
「変なことじゃない。ちょっとびっくりしただけ。でも私もどこかそう思ってる。」
あまりに正直な内容だなと、思ったが送信した。
すぐに返信が来た。
「すっげえ、なんかドキドキする。今すぐでも会いたいくらい。」
嘘かも知れない、わかっているのに胸が激しくときめいた。
私は、賭けに出た。
「私も会いたい。」