迷える子羊 ~君と僕~
そして最後になってしまった。



多分、今なんだろう。



チャンス。



私は一歩踏み出した。



「早川先生、お話があります」



「谷川、校舎に出てからで良いだろう」



あ、まだ加納先生いたんだ。



ま、いいか。



「そ、そうだよ。早く行こう」



正人君が腕を引っ張る。



「いいわよ」



「ありがとうございます」




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