迷える子羊 ~君と僕~
「どこから入ってきた」



ドスのきいた声。すごい威圧感。



でも、何故か怖いと思わない。



「職員室の扉から」



「あいつサボってあがるな」



後ろにいた男がぼそりと言った。



いや、サボってはなかったよ。



今は寝てもらってるけど…



心の中で教えてあげた。




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