迷える子羊 ~君と僕~
そんなことを思っていたら



俺が向いてたほうを見て



俺の友達であり、



彼女と同じクラスの田沢新吾と




相川大利が顔を見合わせた。



「野口、まさか…」



「まさかだよな…」



「な、何がだよ」



なんかヤバそうな雰囲気だぞ。



ごくりと唾を飲み次の言葉を待つ。



「「谷川さんのことが好きなのか?」」



ご丁寧に口を揃えて言い当ててくれた。




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