迷える子羊 ~君と僕~
こんなことずっと続けばいいのに……



そう思い始めている自分がいた。



その後、平和ボケの俺に鞭を入れるように



また銃声音が鳴り響いた。



また教室内は沈黙に覆われるが



さっきのように騒いでいない。



ただ物音ひとつたてずシーンとしていた。



そして何分たっただろうか。



いやそこまで経っていないかもしれない。



でも長い時間経ったような気がした時、



突然、扉が開いた。


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