迷える子羊 ~君と僕~
「校長が…………殺されたわ………………」



か細く震えた声が聞こえた。



一回も聞いたこともない声。



沈黙するしかない空気が流れる。



誰一人言葉を発する者はいない。



それでも先生は続ける。



「始めはお金の請求だった。



だけど金額が多いから



交渉してて………………



誤って打たれたわ………



彼らもかなり動揺してたし………」



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