嘘日記〜私の日常〜
穴を下にして持ち上げたら、穴から突然手足が出てきた。
頭の大きさとは不釣り合いな手足。
子供がふざけて、大人用の着ぐるみの頭を被ったような…。
しかし、転がっている時は中身は確かに見えなかった。
驚いて取り落とすと、それはそのまま、坂の下へと駆け出していった。
そして、あっという間に見えなくなった。
私は、呆然と着ぐるみが走り去った方を向いていたが、坂の上で妹が待っているのを思い出し、再び坂道を登りはじめた。
嘘だけど。
頭の大きさとは不釣り合いな手足。
子供がふざけて、大人用の着ぐるみの頭を被ったような…。
しかし、転がっている時は中身は確かに見えなかった。
驚いて取り落とすと、それはそのまま、坂の下へと駆け出していった。
そして、あっという間に見えなくなった。
私は、呆然と着ぐるみが走り去った方を向いていたが、坂の上で妹が待っているのを思い出し、再び坂道を登りはじめた。
嘘だけど。