【続】ギャップ的恋愛論
おでことおでこをくっつけた状態で、見下ろしてくる怜二の瞳が、とても意地悪に見える。
「こんな短いスカートはいて……俺が欲情しないとでも?」
太股を這っていた手が、ツンツンとあたしのスカートを引っ張る。
そんな、短いって言われても……
「…あ、あたしだけじゃ…ないもん……」
「俺だけじゃねぇ、他の奴らがどんな目でお前見てるかわかるか?」
顔を覗きこまれて、恥ずかしさに目が泳ぐ。
「ええっと………」
「こ〜んなことしたいなって思ってるんだぞ……」
「きゃっ!」
突然スカートの中にするりと入ってきた手が、お尻に触れて体が硬直した。
なんだかすごく、やらしいんですけど……っ…!?
「わかったか?俺はお前に欲情してるし、出来れば他の奴らにこんな短いスカートはいたお前を見せたくねぇ。
はっきり言って……毎日、嫉妬してんだよ……」
………嫉妬…
それって、あたしを好きだっていう証拠だと思っていいんだよね……?
学校でお尻を触られてるなんてとんでもない状況なのに、最後の言葉に胸がキュンと鳴ってしまったあたしは、嬉しくて自分からキスをせがむように飛びついた。
「怜二っ……!」
もうっ…大好き!!!
´