【続】ギャップ的恋愛論






それだけは絶対ヤダっ!!!困るっ!!!






あたしは慌てて勢いよく首を縦に振った。






ザックリだろうが、ゴッソリだろうが、肝に銘じてみせます!と言わんばかりに。





「よーし、よしよしよし。いい子、いい子」





そんなあたしを、満足げに、かつ、飼い犬のように撫で回した朋歌は、やっとリモコンをテレビに向けて構えた。






「それでは、予習授業を始めま〜す♪
…………よろしくお願いしますは?」






………うむむむ





「……よ゙ろ゙じぐお゙願いじま゙ず……」



「よろしい。
では、Lesson1スタ〜ト!」






……ん?Lesson1?






謎の言葉を吐いた朋歌を振り返ろうとしたけど、『10秒以上』というのを思い出して、再生を始めた画面に集中する。






やがて画面には、聞いたことも見たこともない制作会社の名前が映し出されて、微妙に軽快なBGMが流れ始めた。






………ゴクリ…








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