リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『イジワル』・1
あたしは教室に早く入りたくて、走って来たのに、先にアイツがいた。
アイツは表面上は爽やかイケメンだった。
窓際で外の桜を見ていて、あたしが入って来たことに気付くと、ゆっくりと振り返った。
「あっ、はじめまして。一番乗りしたのね。早いわね」
息を切らしながらも、あたしは笑顔を向けた。
アイツは最初、無表情だった。
けれどいきなりズンズン近付いてきたかと思うと、あたしの頬を手で包んだ。
「えっ…」
「キミ…ボク好みの顔しているね」
キレイな声に、心臓が高鳴った。
「ええっとぉ」
「おもしろい顔をしている」
アイツは表面上は爽やかイケメンだった。
窓際で外の桜を見ていて、あたしが入って来たことに気付くと、ゆっくりと振り返った。
「あっ、はじめまして。一番乗りしたのね。早いわね」
息を切らしながらも、あたしは笑顔を向けた。
アイツは最初、無表情だった。
けれどいきなりズンズン近付いてきたかと思うと、あたしの頬を手で包んだ。
「えっ…」
「キミ…ボク好みの顔しているね」
キレイな声に、心臓が高鳴った。
「ええっとぉ」
「おもしろい顔をしている」