悲恋~歌姫HARUHI~
雑誌の仕事はまた仮面をかぶり
元気に明るくこなした。


写真を何枚も撮られて

「これが最後の写真」
って何枚か使われるのかな


そんな他人事のように見ている
自分がいた。


「春妃今日いいじゃん」
大賀が笑った。


「なんかふっきれたのかな・・・」


「だって、もうすぐ私の監督、脚本のPVと
新曲が出るから。
みんなの声が早く知りたいな~って」



「あのPV、ほんといいわ~
三田さんの演技力はもうゾクゾクするし
おまえの演技もなんか
リアルに演技に思えない。」


「ほんとですか?それなら最高に
うれしいな~~
新曲発表前にお休みとれますか?
天国に行くんです。」



「天国!!??」




「家族と天国に一番近い島
ニューカレドニアに行ってきます~」



「ああ~なんだ、
一瞬ビックリしたぞ。
悪い冗談だぞ。」


二人で爆笑した・・・・。



< 101 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop