悲恋~歌姫HARUHI~
仕事が全部終わった・・・・・。


体はぬけがらになった・・・・。
仮面をとって


私は本当の私に戻った。



「ふ~~~」


携帯電話を宅急便でおみやげと
一緒に自宅に送るよう手配も
済ませた。



後戻りはできない・・・・・・




「ゆっくり寝ろよ~」
私をホテルに送り届けて
大賀はじめスタッフはほろ酔い気分で
また夜の繁華街に
消えて行った。


「ありがとう~みんな最高だよ~」
私は大声で叫んで手を振った。


「おまえも最高だぞ~~」

スタッフたちも手を振った。


涙でにじむ・・・・
彼らのおかげで私は夢をつかんだ。


『辛かったけど
楽しいことがたくさんあった。
耐えられなかったのは
私が弱いせいです・・・・
大変な忙しさになるとおもいますが
お許しください・・・・』

さっきおくった携帯電話に
大賀、事務所、スタッフあてに
メールを保存した。


そろそろ行かなくちゃ・・・・


バックの中から
薬をとりだした。



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