悲恋~歌姫HARUHI~

悪なココロ

ヒロの胸のあたたかさに
体がとけて行く・・・・・


優しく洗いたての髪の毛を撫ぜてくれた。



抱いて・・・・・



そう言えたらどんなに楽だろう。
だけど・・・・
そんなことを言ったら
もう二度とは会ってくれない。


こうしてくれているのは
ヒロが父親のような心で
私を見ているから


そこを私は突く・・・・・
罪ぶかき女は、天使のフリをして
ココロの中で本当の
自分と葛藤する。


「春妃、大丈夫か?」



夢が終わってしまう。
このまま死んでもいい・・・・・



ヒロの胸に抱かれたまま・・・・・
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