悲恋~歌姫HARUHI~
その日から私のバランスが崩れ出す


躁と鬱の差が激しくなって
お酒を隠れて飲むようになった。


その反面


歌姫~HARUHI~は歩き出す


そんなヒロへの熱い想いと
現実の境がはっきりひかれたようで


カメラが回っている時は
今まで以上に明るい仮面をかぶった。


そして曲に入ると
現実に引き戻されていく


悲しいヒロへの想い
気づいてもらえないジレンマ


私はいったい何がしたいのか
どこに向かってるのか
これからどうなるのか
不安と悲しみで
歌うのが辛くなる・・・・・


歌っても
歌っても

ヒロには届かない・・・・


喪失感が広がって行く


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