悲恋~歌姫HARUHI~
両親は、心配している。

それはわかった。


ただあれから二人は、いつものような
明るい両親に戻った。


多分、無理をしている。



麻妃は学校を休みがちになった。


理輝と会うのがつらいんだろう
そう第三者のような
気持ちで見ている私がいる。




麻妃は私を避けていたから
私も極力部屋を出なかった。





事務所に寝泊まりしたり
ホテルを転々としながら
酒を飲んでは、泣きながら眠った。








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