悲恋~歌姫HARUHI~

涙のキス

涙 ひとしずく・・・・


書きあげてから
私はアーティストになった。

もう限界間近の崖っぷち


大賀が
「やっとそれなりに書けたな~
あとはPVを作って・・・・」


「今回だけ仕切ってはダメ?
PVの内容を考えてるの。」


ノートをわたした。


「恥ずかしいんだけど・・・・・」



「どれ、どれ~~」



大賀はノートに見入った。



「手直しは必要だけどいいじゃん。
映画のワンシーンのように
撮るんだな。
それで誰にやってもらう?」


「私がやりたいの。
相手役を三田 宏で・・・・」



「三田さん?」



「お礼を兼ねて
初心に戻るわ。
坂本さんから話してみて」


どうしても
ヒロとやりたい


そう願っていた。
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