黒猫眠り姫〔上〕[完]
小説も書き終わったのか湊も今日は、
ご飯を食べた後、一緒にテレビ見たりして
笑っていた。
そんな時、桐があることを提案した。
「なぁ、鈴っていつ学校休みになるんだ?」
「えーっと、たしか期末終わりの週だから、
7がつの20日ぐらいかな。」
「期末か。鈴は補修になるなよ。」
「何、言ってるの?補修なんてやったこと
ないよ。」
「えーーーーーーーーーー!!」
「桐の中の私ってバカなんだね。」
「そ、そんなわけでは。」
「鈴って俺よりも頭いいよ。」
「えーーーーーーーーーー!!」
「何かすごいムカつく。」
「それで、学校が終わるのがどうしたの?」
「よくぞ、聞いてくれました湊くーん!!」
「キモいよ。桐。」
「鈴なんだか今日すごく毒舌なんですが。」
「はやくいいなよ。」
「おーそうだった。湊の言うとおりだ。
海行かねーか?俺の後輩とかも誘う予定なんだけど
ぱっとさぁ。」
「・・・・行きたい。」
「鈴?」
「行きたい湊と桐と海行きたい。」
「鈴が行きたいなら俺もいいよ。」
「ほんとに?仕事は?」
「大丈夫。」
「やったねー。海だ!!」
「鈴そんなに嬉しいの?」
「う~ん。今まで湊と桐と一緒に出かけたの
病院だったから海って言われると初めてだし
嬉しいーよ。」