黒猫眠り姫〔上〕[完]

「意見落着?」

「ああ。満。悪かったな。」

「そんで、桐。その子が噂の鈴ちゃん?」

「そうだよ。あっ、鈴紹介忘れてたな、

こいつ、俺と湊の悪友?」

「桐なんでハテナなんだよ。」

「あっ、さっきは助けてもらって

ありがとうございました。」

「いいよ。あれで、夜の町出たら危なかったからね。」

「??????」

「はは。噂どうり可愛い子だね。」

「おい。」

「俺、笹瀬満。年は、桐と湊と一緒で22。

よろしくね。鈴。」

「はぁー?」

「鈴こいつは、変なヤツだけど信用できる

男だ。」

「あの何で、あんなところに居たんですか?」

「何でだろうね?」

「あのー。」

「でも、わかった?鈴に言ったこと?」

「なんとなく。」

「そう。」

「なんか掴めない。」

「そうだ、鈴。」

「何?」

「今日は、桐の家に泊まることにしたんだ。」

「そうなの?」

「鈴も泊まるんだ。」

「尚も?」

「満もだよ。」

「へー。」

「何今の棒読み。」

「桐に言われたくない。」

「鈴、もう遅いから寝よ。」

「うん。」

「桐は、ほっといていいから。」

「ひどっ。」
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