さぐり合い
さぐり合い
私は毎日、電車に乗り、会社へと通勤している。

電車に乗ると、ほぼ満員の車内でなぜか、一人分の空席があった。

私は、『ラッキー』と思い、そこに座った。

すると真正面に、大柄でコワモテの男が、こちらをじっと見て座っていた。

私は、『まずい』と思い下を向き、タヌキ寝入りを決めこんだ。
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