私の歩く道
「ねぇ、誰か一緒にかえろ-よー」



冗談で彼女は言っていたはず。



私は、彼がいたのでずるがしこい頭を使った。



「一人になっちゃうよね…いいよ!!一緒に帰ろう??」



すると彼も



「じゃあ俺も。」




っといって三人で帰ることになった。



私の作戦通り。




この道から帰ったほうが私も彼も近い。



作戦勝ちといっても過言ではない。




彼女と別れ、彼と二人になった。



話すことがなく、無言で歩き続けた。



彼は私のちょっと後ろを歩いていた。



私のほうが先に家に到着し、彼は曲がるようだった。




このままじゃあ、だめだよね??




自分に問いかけると、「うん」と返事が聞こえたので、私は勇気を振り絞って言った。




「じゃあね、バイバイ!!」


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