私の歩く道
でも、私はルールは知っていたが、視力が悪く判断が難しかった。



そんな私たちを見てほかのチームの誰かが主催の人に言いに言ったのだ。




本来なら審判のできない選手は試合には出場できない。


なのに出場させたとして、顧問はことごとく怒られた。



その後、一年生の教習会的なもので審判のやり方を説明された。


そのとき、顧問の先生が放った言葉が心に刺さった。




「一年の女子が審判ができないのに試合に出場して、俺はすごく恥をかいたからほかのやつはきちんと覚えるようにしろ。」




一年の女子…



私と、私とペアの子。



ほかの人が聞いてもなんとも思わないようなことが私にはすごく重かった。



それから私は部活を休むようになった。



でも、平日の練習は一度も休まなかった。



そしてランニングをしていたある日…



「はーい!!あと4周!!」



先輩の掛け声が聞こえた。




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