私の歩く道
学校は嫌いだった。


失敗したら彼に見られてるような気がしたから。




小学六年


クラス替えがあった。



彼ともクラスが離れ、私は自由になれた気がした。


誰が縛っているわけでもない。




今だからわかる。


自分が自分を縛ってたんだ。




でも、彼への思いは変わらなかった。



気がついたら拒食症も治っていた。



標準体型に戻っていて、両親も安心したと思う。



小6にもなると、グループがはっきり別れる。



暗いグループと明るいグループ。



私は明るいグループの一員だった。




その中でもリーダー的存在で、みんなからも厚い信用をされていた。




”私がすることは絶対”


いつからかそう思われるようになっていた。




そんなありがたい皆からの思いが私にとってはプレッシャーだったのかもしれない。



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