あなたがいた季節
『田中さん、
これ今日中に
出来るかな?』

渡されたのは、

明日の会議で
使うのであろう
資料だった。


出来る、という
保証など
どこにもなかったけど、

あたしは、
祐次さんとの
接点が出来るという、

ただそれだけの理由で、、、


『はい、やります。』

気づいたら、
答えていた。
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