オマエは俺の物
プロポーズ大会当日。
あたしと澪先輩はステージで司会をする。
みんなの前で澪先輩と立てるなんて嬉しすぎてドキドキが止まらなかった。
それに、みんなの前にいるときの先輩はカッコイイ人だった。

「これより、本校伝統行事プロポーズ大会を行います。司会は、僕神崎澪と1年の松原亜実です。」
「よろしくお願いします!」
キャー!なんか、婚約みたい!
あたしは1人で盛り上がってニコニコしていた。
澪先輩の俺様じゃない姿も好き。
あたしだけ本当の澪先輩を知ってるみたい・・・

「ファーストタイムは桜井多紀君です。どうぞ。」
桜井先輩がステージに上がってくる。
火照った顔を覚ましながら小さくなっている。
緊張しているんだろうなあって思う。
「1年3組増山友菜さん!大好きだー!」
と・・・友菜!!??
はあああああああああああああ?
友菜がステージにあがってくる。
「もお!多紀ちゃんたら!」
「これからも。」
友菜と桜井先輩のキス。
正直、親友のって微妙だった。
それにしても、いつのまにあの2人・・・!!
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